晴れた日も雨の日も



カテゴリ:晴れた日(さんさん太陽)( 6 )


いのち


母は結婚後まもなくして幸運なことに妊娠したそうだ。けれど、そのお腹に宿った小さな命はこの世に生まれ出ることなく、妊娠わずか3か月目にして亡くなった、そのことを初めて知ったのは、確か私が小学2年生の頃だった。幼いながらも当時の父と母の気持ちを思うと、胸の奥がちりちりと痛んだ。あの時のショックは今でも鮮明に覚えている。小さいけど、深い深い絶望感。

父と母は結婚した当初から、子供は3人欲しいと考えていたそうだ。共働きしながらの子育ては大変だっただろうに、私達3人姉妹を産んで、ここまで育ててくれた。
もし、最初に出来た子供が流産することなく、無事に産まれてきていたとしたら、、、。末っ子の私は4人目の子供ということになり、もしかしたら私こそ、この世に生を受けることはなかったのかもしれない。
そのことに気づいた時、私の命は私一人のものではなくて、二人分の重みがあるのかもしれないと思った。一度も出会うことは出来なかったけれど、お兄ちゃんかお姉ちゃんか分からないけれど、私に命を、生きる機会を与えてくれたんだって思った。

この命を大切にして生きていかなければ、と思う。私の中にはきっと、お兄ちゃん、お姉ちゃんの魂が宿っていて、弱くて脆くてまだまだ子供な私を一生懸命支えてくれているような気がする。その顔を視界に捉えることは出来ないけど、その手も足もこの目には見えないけれど、見えない力で必死に私を動かしてくれている、今はそう思える。

一人じゃないってコトは、こんなにも心強さを与えてくれ、安心感で充たしてくれる。いつもいつも感謝の気持ちで胸がいっぱいになる。
私の目を通して、この世界を見つめて、私と一緒に日々を歩んでくれていたら、本当に嬉しいと思う。
『命』って、決して自分ひとりのものじゃないんだよね。
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by les-trois-etoiles | 2005-09-01 20:58 | 晴れた日(さんさん太陽)

信と嘘

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昨日に引き続きまたまたプーさんの画像です♪このプーさんは音に反応してうなずくように首が動くのです、がしょんがしょんと。その姿がまた可愛いのなんのって、、、思わず頭をよしよししたくなります☆大好き、プーさん♪★

さてさて、『信』という言葉を辞書で調べてみたところ、「嘘をつかないまことの意」とありました。嘘をつかないまことの心を持ちたいとつくづく思うけれど、実際簡単なことではないはずです。悪意はないとしても、何かしら大なり小なりの嘘をついたことがあるという人がほとんどではないかと思います。嘘も方便と言う様に、確かに嘘によってその場が丸く収まったりする事はあるでしょうし、一つの嘘で幸せな気持ちになる人もいるかもしれません。けれど、嘘にはとても怖い一面があります。

嘘はどんなにいい嘘であったとしても、所詮嘘であることには変わりありません。こんな言い方をすれば身も蓋も無いかもしれませんが、嘘は真実とはまるっきり対極にあるもので、その場しのぎに使われたり、あるいは自己保身に使われることさえ珍しくはないと思います。人は自分にとって都合が悪い時、向き合わなくてはいけないはずのことから逃げ出したい時には咄嗟に嘘をつきやすい気がします。こんな風に偉そうに話している私にも実は身に覚えがあるのです、、、。一時的にはその場から逃れられても、嘘をついてしまったという罪悪感にずっと苛まれてしまいます。真実を知らなかった相手をだましてしまったという事実に打ちのめされもします。

「誰にも気づかれなかったからいいや」と済ますことは容易いようにも思えるけれど、実はその嘘によってだましきれなかった、真実を知っていた人が一人だけいるのです。それは『自分』です。誰かからの非難の言葉や冷たい眼差しよりも、時に自分自身の真実の目で見つめられる事のほうがよっぽど苦しく、罪悪感も尾を引きます。どんなに小さな嘘でも、どんなに緻密かつ巧みな嘘でも、自分自身をごまかすことまでは出来ないと思うのです。

嘘で相手をだまし傷つけ、そのことによってまた自分自身も深く苦しみ悩むことがあるとすれば、嘘の効果は全くのマイナスという事になります。こうして考えてみるとやっぱり嘘は良くないことなのだとつくづく感じました。嘘をつくということが日常化していればいるほど、まことの心に辿り着くのは難しい気がします。

いつもクリーンで、まっさらで、正直な心でありたいと思います。どこまでが嘘でどこからが本当なのかと疑わなければいけない世界はとても空しく、とても悲しく、そして偽物だらけが存在しているのですから。

真実はいつも自分の中にある、そんな気がします。自分を偽らず、他人を偽らず、人を信じ、人から信じられる、そんな大人になることを目標に頑張っていこうと思う今日この頃です。


今日は星がとてもきれいです☆星が綺麗に見えるのは、余計な明かりのない田舎の特権かもしれないですね。
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by les-trois-etoiles | 2005-08-18 21:16 | 晴れた日(さんさん太陽)

変わるもの、変わらないもの

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今日の夕方、姪っ子ちゃんと一緒にアンパンマンを見ました。すごく久々のアンパンマンに何だかちょっぴり感激。私の隣に座って見ている姪っ子はきらきらおめめでテレビを見つめています☆何を隠そう姪っ子ちゃんは大のアンパンマン好き。家にはアンパンマンのブランコやら滑り台やらジャングルジムやら、とにかくアンパンマンのおもちゃだらけなのです。最近、アンパンマンのトランポリンが新たに加わり、『一緒に飛ぼうよ~っ!!!』と言われる始末。私が乗って壊れたりしないかな、、、なんて恐る恐る乗ってみると意外や意外、かなり頑丈な造り。安心しきった私は自分の年も忘れて、齢3歳の姪っ子とぴょんぴょんはしゃいでしまいました。

アンパンマンもそうだけど、年月が経っても変わらないものってすごいなってつくづく思います。街の景色や若者のファッションのように目に見えるものはもちろん、人間の価値観や道徳観念、そしてその人の本質といった目に見えないものまで、時の流れとともに目まぐるしく変わっていきます。それはある意味当然のことと言えるのでしょうが、何だか無性に切ないような悲しいような感傷に襲われてしまう時があるのです。

人の気持ちもまた移ろいやすいものです。ずっと変わらない想いもあると信じている一方で、時が流れ、時代が過ぎ行く中で、一つの決意とか信念を貫き通すのは容易いことではないのだと、どこか冷静に見つめている自分がいるのも事実です。

だからこそ長い時を経ても少しも変わることなくそこにあるものに心惹かれ、暖かい気持ちにさせられるのです。他の何が変わってしまってもこれだけは永遠に変わらない、そういうものを私も一つは持っていたいと思います。

懐かしい気持ちとともに何か忘れかけていたような、記憶の片隅に追いやってしまっていたような、そんな大切なものをアンパンマンに見出して、少し幸せな気持ちになりました☆
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by les-trois-etoiles | 2005-08-16 20:19 | 晴れた日(さんさん太陽)

前を向いて

大学に入ってからがくっと視力が落ちた。前の方の席に座らないと黒板の字はさっぱり見えないし、車の運転にも少しの不安を覚えた。何より至近距離でないと相手が誰なのか判別できない。私の目には全てがぼんやりとしか映らない。
目が良く見えないということは不便なことこの上ない。目を通して入る情報量は計り知れないから、落ち込んだ視力のまま日常生活を送るのは不安だった。でも、私はコンタクトはおろか眼鏡をかけることさえ拒んだ。眼鏡が似合わないからとか、コンタクトは怖いとか、そんな思いからでは決してなかった。
人には誰しもこの目で見たくないもの、聞きたくないこと、信じたくないことが必ずある、と思う。例えば、片思いの相手のデート中の姿、自分に対する根拠のない噂、そして大切な大切な人の死。この世界では心が躍る程の嬉しい出来事を体験したり、永遠に続けばいいと願う幸せな時間が訪れる反面、目に映る全てのことに絶望し、少しの希望も見出せなくなり、死んでしまいたいと思うほどの苦しみに囚われ、身動き出来なくなることがある。絶望と希望は対局に位置するものでありながら、背中合わせの関係で、いつどちらに転ぶか分からない、紙一重の存在だ。

私はいつからか、ぼんやりして見えづらい、薄暗い毎日に慣れてしまっていた。見たいものに対しては必死に目を凝らす。見たくないものからは視線を逸らし、勇気を出して敢えて自分から近づいてみる、なんてことは決してしない。私は本当に臆病者だ。最初から全てを諦めて、逃げて、正面から見つめようともしない、傷つくことを恐れてばかり。どうしようもない弱虫だ。

こんな自分の弱さを、ふがいなさを受け入れることが出来ないでいて、視線を外してばかりいて、そんな自分を誰が真剣に見つめてくれるというのか、誰が私を解ってくれるというのか。
自分のありのままの姿を見つめて、受け入れて、受け止めて、愛してあげなければ。

先月、ついに眼鏡を買った。ピカピカな新品の眼鏡はこの目に何を映し出してくれるのか。
眼鏡をかけた瞬間、それまでぼんやりしていた世界が、なんだかひどく輝いて見えた。街を歩く人々の姿、デパートの店頭に並べられた色とりどりの花々や瑞々しい新鮮な果物、そして太陽の眩しい光と燃えるような夕焼けの赤。その全てをこの目で捉えた時、目の前に大きな光が差し込んで、パーっと視界が開けた気がした。そしてこの目に映る全てのものが、なんだかとにかく無性に愛しく思えた。

見たくないものから目を逸らすこと、聞きたくないことに対して耳を塞いでしまうこと、信じたくないことから逃げ出してしまうことはいとも容易いことだ。心には二重三重と頑丈な鍵を掛けて、完璧なまでにガードして、傷つくことから自分を守る、それも時には必要なことかもしれない。でも、そんな毎日はきっと楽しいことは何一つなく、空しさだけが響くカラーレスな世界だ。

勇気を出して心の扉をとんとんと叩いて、まずは一つ目の鍵を外してみよう。錆付いて、鍵同士ががんじがらめになる前に。
眼鏡をかけて、前を向いて、一歩いっぽ進んでみよう。決して急がずに、ゆっくりと。怖がらずに前を向いて、ありのままを感じてみよう。きっとそこには新しい世界が両手を広げて待っている。
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by les-trois-etoiles | 2005-08-12 22:46 | 晴れた日(さんさん太陽)

夜空を見上げて

 夏の夜空にはついつい心を奪われる。星がきれいだ。ひしゃくの形をした北斗七星、W型のカシオペア座、そして南天にルビーのように赤く輝くさそり座のアンタレス。見上げるたび確認せずにはいられない、強いけど優しい光を放つ星達。
はっきりと目に映る星もあれば、かろうじてこの視界に捉えることの出来る星もある。地上からは限りなく小さな光にしか感じられないけど、遠い天空のどこかで確実に輝いている。
心にゆとりがなくなると、夜空を眺めるなんてこと、頭からすっかり消え去ってしまうけど、何かの拍子にふっと見上げた夜空に、満天の星々が輝いていたら、鬱々としていたことも一瞬で忘れて、しばしその光景に見とれ、心を奪われ、遠い彼方に思いを馳せる、なんてこともあったり。
 冬の星空は夏のそれよりも美しく感じられる。夜はとても冷え込むけど、空気が澄んでいて、星達が放つ光の輝きは増す。仲良く並んで光る三ツ星のおかげですぐに見つけられるオリオン座、数限りない星々の中で最も明るいとされる青白色の大犬座のシリウス。凍てつくような寒さも忘れてしまうほどに美しいその光輝、圧倒的な存在感。例え、私の心が底なしの暗闇に包まれていようと、星達はどんな時も変わらずに衰えることなく照らし続けてくれる。
 そういえば昔、何かの絵本にこんな言葉があった。
 『死んだら人は空に昇ってお星さまになるんだよ。』
そんなことあるわけない、って思ったらそれまでのことなんだけど、もしも本当だとするなら嬉しい、すごく嬉しい。きっとこの夜空のどこかで輝いているんだ、まだ生きているんだ。
 『きっとあの星がお父さんだ』
どうか明日も明後日も明々後日もその次の日もずっと、私がすぐに見つけられるように、私にその暖かい光をここまで届けてください。
 おやすみなさいお父さん、明日もまた会おうね☆

 
 
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by les-trois-etoiles | 2005-08-09 22:01 | 晴れた日(さんさん太陽)

いつも晴れなら

 今日はとっても暑い一日。最近は毎日が晴天続き。太陽がぎらぎら目に眩しい。
晴れた日はそれだけで気分も明るくなる。朝、カーテンを開けた瞬間、日差しがスーッと差し込んで、あったかい光に包まれる。なんかいいことあるかもって気になる。
 雨の日は朝からなんとなく憂鬱。ざーざー降る強い大雨よりも、しとしとと延々と降り続ける雨の方がなんだか切ない気持ちにさせるのはなんでだろう。雨はじんわりと大地にしみこんでいくけど、アスファルトに降る雨はどこに流れて消えていくんだろう。もしかしてどこにも流れずに私の胸の中に瞬間移動して、またしとしと降り続けてるのかな、なんて思うと、雨の日に必ず囚われるあのうまく言葉に表せないような沈んだ気持ちにも、少し納得できるような気がする。
 晴れた日と雨の日。どちらが欠けても植物は育たなくて、きっとそれは人間にとっても同じ。
晴れた日ばかりでは太陽の光の強さに目が眩んで、頭もぼーっとしちゃうし、身体からも心からもどんどん潤いが奪われていく。たまにはたっぷり水分補給をしなくちゃ、人間だって枯れちゃうかもしれないし。雨はきっとそのためにあるんだ。
 晴れた日と雨の日、両方の毎日の中でなんとかバランスとって、ぐらぐらしないで、めそめそもしないで、一歩いっぽ歩いていこう。
 そしたら今日も明日も明後日も、何かいいことが一つくらい待っていてくれるかもしれない。
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by les-trois-etoiles | 2005-08-07 21:47 | 晴れた日(さんさん太陽)


それでも歩き続けるよ、わたし
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まいこ、現在大学4年生の22歳。
現代小説や近代日本文学、フランス文学が好きで、暇を見つけては図書館に通っています。
大学では英語、フランス語を中心に、言語学や文学、哲学、国際関係について学んでいます。
精神医学や心理学にも興味があって、関連する本をいろいろ読んだりもしています。

性格はすごく人見知り屋で意地っ張りで、そのくせかなりの寂しがり屋↓とっても厄介なコです、、。

休日は読書、音楽・映画鑑賞、お買い物なんかをしながら過ごしています♪
最近ようやく夢を見つけました。
思い描く未来の自分に、少しずつ近づいていきたいと思います。


ここには日々の生活の中で感じたことや気づいたこと、大切にしていることを書いていけたらと思っています。
どんなコメントでも構いませんので、是非何か言葉を残していって下さい♪

ここに訪れてくださったことに感謝いたします★


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